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空手から和良久へ 〜前田比良聖のあゆみ〜

7.夢にまで見た剱との再会

そして私は「あっ!」と思わず声に出して叫びました。その形になっていくものは紛れも無い、アメリカの大島先生の道場で見た例の剱なのです。
夢にまで見た…たまらなく欲しいと願った剱が目の前に登場したのです。

私は思わず奥山先生に話し掛けました。「その剱をアメリカの大島先生という方の所で見ました」

すると削る手をようやく止め「ほう、大島を知っていますか?大島は私の早稲田大学空手部時代の後輩です」と、私の顔を見ながら、やっと口を開いてくださいました。

(写真右端着物姿 奥山先生、その左大島先生
〜SYOTOKAN KARATE OF AMERICAで)

それから話が弾み、その剱の由来を聞くことが出来ました。

「武道とは水火(いき)の鍛錬です。大いなる力が加わる自分を磨きます」
初めて聞くそれらの言葉が、乾いた砂に水が染み込むように私に入ってきました。
これが「導きの到着地点」でした。

私はこの不思議な出会いに奇縁を感じ、早速身辺を整理し、亀岡の大本本部に移り住みました。もちろんこの剱の稽古をするためです。
この剱の神秘を知り、修得することにその後の人生を賭けることになったのです。


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