特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座

誌上講座683「日本にあるべきものを見直す時」

繰り返しますが、
私たちが日ごろ日本独特のものと思っていたものが、
実は外国のものであったということが多々あります。

禅にしても、茶道にしても、
空手などの武道や漢字などにしても、
本当に身近なところに外来の文化が浸透しています。

健康法や、ダイエットブームなどでも
外来の文化が大半を占めている昨今です。

ヨガ、太極拳、気功など、
現今わが国で行われている心身の修練法のほとんどが
外来の思想と文化を基本とするものです。

言語と同じように、
それぞれの国には、それぞれの国にあった
風土と伝統を踏まえて出来た固有の文化があります。
皆特徴的であり、素晴らしい思想と技をもっていますことは
万人が認めるところでしょう。

しかし、同じようにこの日本にも、
日本であるからこそ生まれた
他に類の無い素晴らしい思想があり技があります。

その体の使い方と考え方は、
ヨガや気功など、外来のものとはかなり違う
独自のノウハウをもっています。
それはまったく海外のものとは相反する理論と言っても
過言ではありません。

「人は皆同じである、言葉こそ違え、
たいした違いはないのではないか」
と言われる方も多いでしょうが、
実はこの「言葉が違う」と言うことが
人の動きと考え方まで変えてしまう
大切な要因であることに気づく人はいないでしょう。

言葉には、ご承知のように呼吸とリズムがあります。

この呼吸とリズムが、
動きや思いにまで深い影響を与えることは
ご理解いただけると思います。

例えば、ロックなどを歌えば口調も態度も激しくなります。
賛美歌などを歌えば動作も声も自然と威儀が正されます。

国による言語の違いは、
その国のもつエネルギーに合わせて生まれた呼吸法であり、
その国土のもつ波動に合わせるために生まれたリズムなのです。
宗教的に言えば国魂にあった言霊の活用と言えます。

当然、どの国の言葉が良い悪いなどと言うのは
まったくありません。
ただ、このようにそれぞれの国に合った
呼吸法とリズムがあるということです。

外国の言語からなる呼吸と
リズムによって生まれた考え方や動きが、
そのままこの日本の風土に合うとはとても考えられません。

最近、食物においても
遺伝子組み換え食品の問題が浮上しています。
また、外来魚や外来植物の異常な繁殖も
国の生態系を破壊するのではと懸念されています。

「あるべきところにある」ものを用いることが
最も健康に良いのです。
その国の土で採れたものをいただくのが
最も健康に良いのです。

それで純国産のもの、
しかも遺伝子の組み換えをしていないものを
求める声が上がってきています。

これは、食べ物だけに言えることでしょうか?

思想や動作はどうでしょうか?
言葉はどうでしょうか?

最近のわれわれ日本人は、
考え方も動作も言葉さえも美しい日本語の呼吸とリズムを
捨てていないでしょうか?

実は言葉の乱れが人心の荒廃に直結していることを
ご承知でしょうか?

先に申し上げた言葉と思想、行動の関連性からも、
ご理解いただけると思います。

いま世の中が狂っている、
人心の荒廃は末期的なまでになってきている
などと危惧感をおぼえる方も多いことと思います。

それは人心荒廃に留まらず、天変地異の発生にまで及んでいます。
天地人の息は一体であると言われている所以です。
このように、人の気の乱れは即天と地の乱れに通ずると
言い伝えられてきました。

「じゃ、どうすればいいんだ?」

答えは簡単です。

母国語をきっちりと理解して、
言葉の法則(言霊)に従って呼吸をただし
発声させ、行動することです。
簡単に言えば日本人であれば「日本語を正そう」に尽きます。

当然イギリス人であれば「英語を正そう」、
フランス人であれば「フランス語を正そう」になります。
その国、その国に合った呼吸とリズムを保つことです。

日本人であれば「英語のような日本語」を使わないことです。
ことに、まだ幼くて呼吸がしっかり整っていない時期に
英語などを習わせると呼吸とリズムに変調を来たします。

外国語を学ぶのは確かに
国際社会で幅広く理解しあうための
大切なコミュニケーション法であると思います。

しかし、まだ日本語もおぼつかない幼児に
それを押し付けるのは非常に危険です。
これは例えば別々の波動を同時に受けるようなもので、
精神が不安定になってしまいます。

まず国の言葉をしっかり学習させ、
その国の呼吸とリズムを理解させてから
外国語を学ばせるのです。
自力を高めて後他力を培うが基本です。

日本を知らない日本人。
フランスを知らないフランス人。中国を知らない中国人。

自分の生まれた国を知りたくない、
自分の国に自信をもてない、自分の国が嫌いだ・・・
こんな若い人が増えているようです。
このような人たちが国際社会に飛び交っているとしたら
何て恐ろしいことなのかと思います。

まず日本を見直しましょう。

ヨガも気功も太極拳も結構でしょうが、
ちょっと待ってください。
もっとこの国に眼を向けてみませんか。
この国の呼吸とリズムを取り戻してみませんか?

青い鳥は遠いところにはいません。
あなたのそばにいます。
真実は山の彼方にあるのではありません。
あなたの中に存在します。

それも、形ではなく一息一息吸っては吐く、
吐いては吸う呼吸の中にあります。

その呼吸は日本語と言う世界に比類のない美しい言語になり、
その言葉はリズムをもって身体の動きに転換されます。
その呼吸とリズムと動きは魂に深い影響を及ぼします。

見直してください。

日本人であるあなたを変えるノウハウが
この日本にこそあるのです。
それを言霊と言います。

外国の方も、この言霊により、
もっと人類のもつ言葉のもつエネルギーの
大きさと素晴らしさを知ってください。

きっとあなたの国の言葉をもっと愛することになるでしょう。
そして、あなたの国とあなたを取り巻く人々が好きになり
最高に人生が満たされたものとなるでしょう。

言霊は、言語学などではありません。
声楽でもありません。書道でも、心理学でもありません。

また、それは遠い過去において風化したものではなく、
いま煌々と輝きを放って
われわれの行く先を見守ってくれている力強い存在なのです。

その光は私たちの歩む道の先の先まで射照らし、
大きい希望へとつないでくれています。

言霊は、神が人類に残した設計図です。

その設計図がこの日本にあるのです。
私たちはこの設計図に従ってこの世に生まれ、
いまこのように活動をしています。

日本と言う国に居られるのなら、
一度は本当の言霊の真実を知ってください。
日本が世界に果たす役割や使命をこれによって自覚してください。

もしこの先世界が闘争を繰り返し、人類が行き詰まり、
最後の時を迎えるようなことになったなら、
その時日本が世界に発射する最終兵器があるとしたら、
それはきっと言霊ではないかと思います。

世界中の人々が言霊の法則により心身を練り鍛え、
心穏やかにして日々を明るく元気に過ごされるようにと、
わたしたちは全生命を賭けて
この和良久を皆様にご紹介したいと思います。