特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座

誌上講座615「布斗麻邇御霊」(1)

布斗麻邇御霊(フトマニノミタマ)は
一名火凝霊(かごたま)と言う。

「水火の御伝」は、布斗麻邇御霊より
割き分かれたる水火の形である。

これをもって天地の気を知ることを得ると言う。

神伝書の内容を、できるだけわかりやすくと思い、
今風の簡素な言い回しとともに、箇条書きにしてみる。

感性をもってとらえたし。

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○に・の図について(布斗麻通御霊の一つめの図)

1、スの言霊

2、天之御中主神御霊(アメノミナカヌシノミタマ)なり

3、父の一滴なり

4、この御霊の正中の・の印は天地未生の気なり

5、アは、空水の霊にして75声の水火の総名なり

6、メは、巡る、回ること

7、アメとは○で、75声の水火の回る意味

8、ミは、中であり、ミナカとは中の中に重なる意味

9、つまり正中(まんなか)と言う意味

10、ヌはノの濁にして、シはシルシの約なり

11、ヌシは天地の初めに空の正中に・(ホチ)の気なり

12、母の胎内に、父の一滴なり

13、この御霊は、男女の交わりの時の息とともに入る

14、身体は父母より、御霊は天より授かる

15、わが身はすなわち天地と父母との合体なり

16、心動いては火を形をなし、体動いては水を形をなす

17、動かすは吾にして、動くはホチなり

18、善悪正邪の別は一心のホチより起る

19、この御霊の御形は日月星なり

20、万物はこの御霊より発するなり

21、父の・(火)、母の○(水)にくみ合わす

22、母の○(水)、また父の・(火)をからむ

23、・は集中、凝縮、瞬間を表す

24、○は拡散、永遠を表す

25、瞬間と永遠が同時に存在する形なり

26、創造主の威徳を表すなり

次回は、布斗麻邇御霊の二図「ウ」を解説