特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座110


「コンタクト 2」


八力の螺旋運動は、剱を使って呼吸力(気、水火、霊体)を練ります。
それは前後、上下、左右をつなぐ普遍の力であり、
人体のエネルギー源である「三田」の開発を促します。

三田とは、上田(額)、中田(鳩尾)、下田(下腹)の三つの
丹田のことで、これを練ると次元が向上し、神と遭遇いたします。

映画ではこの螺旋運動を起こしている機械の中を通ることによって
主人公は宇宙へ旅立っています。

和良久では、八力の運動をもって75剱の稽古に入ります。

稽古は、体外では剱を持って「八剱」で旋回して球体を形成し、
体内では「八力」で強烈に腰を練り上げ、体内エネルギーの
源泉である三田を刺激し向上させています。

この八力というのは、前後、上下、左右の対称する二つのものを
同時に存在させ、宇宙と同じ真空状態を造ります。

先ほども言いましたが、高速旋回によって対称が
同時的になってくると、それは中央の力に凝縮され、「ウ」と成ります。

すべての真ん中である凝縮された力の存在こそ「ウ」の中、
つまり宇宙なのです。

そして、やがてそれは澄み切って「ス」となります。

天と地

火と水

神と人

吐く息と吸う息

一瞬と永遠

現界と霊界

死と生

地球と宇宙

八力においては、この様々な対称するものが、統合されます。

その最高極点が「ウ」であり、「ス」なのです。

映画の中で、一瞬の出来事にも関わらず長時間の宇宙を
旅したことが言われていますが、
これは「ウ」の極点に達したことの証です。

瞬間が永遠とつながったのです。


続く・・・