特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座 誌上講座

誌上講座30

霊能力者

狸、狐、蛇を始めとする獣の霊は
人の肉体をかりて不思議をあらわします。

特に老練な獣の霊の類は、獣の霊の中でも
上級に属し、半分獣、半分人間の様相を呈しています。

いわゆる鬼、天狗の類は、これら獣が業を経た者です。

神様に忠誠を誓い、その使いとして一心に働く良い者、
または逆に悪神に仕える者など善悪があります。

しかし、根が畜生ですので、ほとんどが初心を忘れて下落し、
悪さをして喜んでいる連中たちばかりです。

または生霊や、死霊の変化た者。

また、昔は神と言われた者が悪心をおこし、
醜い悪霊に変化た者。

神に追放された者。
サタンやルシファーの部下たち。

・・・・それらは安住する世界を追いやられた宿無しの連中で、
数限りなく存在します。

肉体を追い求めて闇の中をうごめいています。

彼らに宿を与えること、つまり自分の肉体を貸すということの
メリットは「摩訶不思議」なる現象をおこせるということです。

近未来を当てる、目前の物体を触らずに動かす、透視術、
自他の病気を癒す(直したように見せかけるだけ)・・・など
人々があっと驚くようなことを見せます。

実際には何の役にも立たないような「大道芸」を行います。

困ったことには、人は自分には偉い神さんが憑いたと信じ、
気または気のパワーがついて超能力者になったと真剣に
錯覚してしまうことです。

世に言う気のパワー、超能力・・・
これはすべてこういった霊の仕業です。
しかもほとんどが低級霊の所為なのです。

彼らに隙をみせてはいけません。

『 けがれたる人の身魂を喜びて
      集い来るなり曲津神ども 』

『 われこそは神の霊の宮居ぞと
      世人あざむく曲津霊の神 』

                       出口王仁三郎

天則違反という言葉があります。
天の規則、法則を破ること・・・これは現界で日々汗して

動き、努力して、初めて様々なものを得るということを怠り、
現界でやっちゃいけないこと、

つまり触らずに物を動かすことや、物体を消したり、
現させたりなど凡そ現実界ではありえない行為を行うことです。

つまり自分のなすべき体的な努力を怠り、
低俗な霊の力を借りて面白半分に不思議を現したりことです。

この天則違反を行う者が近頃多く出没し始めています。
しかし、そのレベルの高い低いは容易に分かります。
下記がその一例です。

● 大言壮語する者(狐狸の霊の特長です)
● 笑い声が異常に高い
● 筋肉の一部を時々痙攣させる
● 匂いが獣くさい(高級な香水でかくす)
● 皮膚の一部が鱗状になっている(爬虫類系)
● 食事の際の食べ方が汚く、いやしい
● 行動に落ち着きがない等・・・その他

欧米の成功プログラムには、この邪神との
接点を緩和する落とし穴が多分に含まれています。

自己を高めるのは非常にけっこうです。
しかし、公のための私でなくてはなりません。

『 私欲のために力をつくす人は
      曲津の神のかがみとぞなる 』

『 人生の真目的は地の上に
      無窮の天国建つるにありけり 』

                       出口王仁三郎

我らを導く神の存在を抜きにして、
自己の能力を開花させることは非常に危険です。

確かに、はじめは彼らを使いこなすでしょう。

しかし、心身が衰えてきた頃に、彼らは逆転を始めます。

つまり完全にその肉体をのっとってしまいます。あげくに死したら
魂までも自分の所属する根の国底の国に引っ張っていくのです。

それは子々孫々にまで渡り、取り憑いてきます。

決して悪霊に魂を売ってはなりません。
霊体とも地獄の苦しみを味わうつもりなら別ですが。

興味本位に不思議を求めてはなりません。

毎日元気に生かせていただけるということ・・・
これこそ本当の奇跡なのです。

和良久の稽古は祓いの神事でもあります。
日々の稽古で塵や芥を祓い清めてください。


続く・・・