特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座41

四方打ちの型 〜八剱の打ち

さて、稽古に戻ります。

前回で基本の型「天地の剱」を紹介しましたが今回は八剱で、
「ヨコの打ち下ろし」を紹介します。

ご存知のように、剱の動きは八力から発しております。

八力は、ヨコの動き「凝・解・引・弛」
      タテの動き「分・合・動・静」

・・・の八種あります。

この八種の中にも「上下」があります。

ヨコの吸う息は「凝・引」 吐く息は「解・弛」

タテの吸う息は「分・動」 吐く息は「合・静」

ちなみに前後の動きは「ウ」と言われ、
正面中心に向かっての「突き技」となります。


ここでは「ヨコの打ち下ろしの剱」を紹介します。


■四方打ちの型 〜ヨコ打ち下ろしの剱

「礼」   〜開始

「用意」  〜剱を体の正面に直立させてから水平に下ろす。

「1」の号令〜左足を正面に進ませ、右上「引」にさし上げる。

「2」   〜右足を進ませ、左下「解」で打つ。

「3」   〜右足を右回り後ろに移動し、左上「凝」にさし上げる。

「4」   〜左足前進、左下「弛」で打つ。

「5」   〜左方向に、左足前進し、右上「引」にさし上げる。

「6」   〜右足前進し、左下「解」で打つ。

「7」   〜右足を右回り後ろに移動し、左上「凝」にさし上げる。

「8」   〜左足前進、左下「弛」で打つ。

「なおって」〜左足を引き、左手に剱を持ち替えて正面に向く

「礼」   〜終了


ヨコの動きは、柔らかさ、しなやかさ、優しさをつくります。

宿る魂は、幸魂(愛)と奇魂(智)です。

この動きにより知的な優しさを育みます。


続く・・・