特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座419


「知ること」


すべての動き、理念の元を探っていくに
その行き着くところは途方も無く凝縮された、
極めて極小なる点に集約される。

この無限小から、無限大に広がりをみせ
その途上に我々が存在し、うごめいている。

小なるものに行き着くのか、
大なるものに行き着くのか?

しかし、万物の同時存在性を覚悟したなら、
それは概してたいした問題ではなくなる。

永遠と一瞬が、また生と死が、
同時に存在している事実を確認すれば、
どちらに向かうも同じ極限なのである。

その出所と、その果てを探れば見事につながった
螺旋文様を見ることが出来る。

私達は、決して同じところを巡っているのではなく、
常に内に、また外に向かって
旋回し移動を続けている。

これを思想で整理することは、不可能に近い。
人は体験によってのみ、心が納得するからである。

現界は、物質世界であり、五感による肉体への
刺激をもって物事を学習出来る。

永遠と一瞬の同時存在は、この生きるものの世界で
体験することが許され、
それが真実だと確認が出来た。

幸いである。

神は私達に「水水火」を与えられ、
その高次元の世界を覗かせてくださる。

指先から沸き起こる、
その猛烈なる渦の中に引き込まれ、
五体は時空を越える。

遠い過去も、はるか未来も私達は知っている。
それはすでに体験済である。

私は知っている、
あなたがたの言わんとしていることを。
私は知っている、あなたがたの行うことを。

それは聞いた、それは見た。そして行った。

だから、私は今を穏やかに暮らしていける。
時に恐怖におののき、岩の陰に身を隠す。

「知る」ことは良いことなのか、
どうかは分からない。

言葉を変え、動作を変え、思いまで変える・・・
まるで芝居にでてる役者のようだ。

与えられたことはやり遂げねばならない。

約束は絶対であるから。

続く・・・