特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座523


「現界の秩序」


相手を触れずに倒すという
武道家の話を時折耳にする。

「前田さんもやるのですか?」

と問われるが、残念ながら私は
そういったことへの興味はこれっぽっちもないし、
やりたいとも思わない。

過去、こういった類のことに対して、
師の厳しい戒めもあった。

「古来、こんなことに一生懸命になっている
武道家には碌な奴はいない。

たとえ出来ても、
本当に必要な時に役に立った者を見たことが無い。

現界の秩序を乱し、天則違反を犯した者の罪は、
死後の境遇は悲惨なものである。

人は人としての務めを怠ってはならない。

本当に必要なときは、
天をも揺るがす大いなる力を授かるものだ」

そのように教えられ、
多少若いせいもあって興味をもち、
試しつつあった自分の所業を即自戒し、
同時に神に詫び、
人為的努力を怠らないようにしている。

こういったことは少し真剣に神に道に入って
行じればわかることである。

神は必要な時に必要な分だけの力をくださる。

この世には、この世に定められた規則があり、
秩序がある。

それを破るものは神との約束を破る者である。

人を驚かせんがために不思議をなさんとして、
この世の秩序を破る力が欲しいばかりに
悪魔に魂を売る者が今も後を絶たない。

人が人らしく生きていくためにも、
ある程度霊界のことを
学び知っておく必要がある。

私はそのことについて
詳細なることを大本で学ぶ幸いを得た。

妙なオカルト主義に陥ってはならない。

和良久諸氏にも、
是非一度は大本での講座受講をお勧めする。


続く・・