特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座120


「とりあえず出来ること」


同じ技でもいく層も段階があり、
速さ、強さ、タイミングが変わって まいります。

「水火を打つ」というレベルは和良久の目指すところですが、
そこに至るまでの「段階を経た稽古」が必要であり、
また具体的 に伝わるものでなければなりません。

とにかく上手下手を言うと先へ進めず、
大半は途中で投げ出して しまう現実があります。

これは私も言霊剱から和良久に至る過去の稽古を
振り返ってみますと、これは頷けます。

やはり多くの人たちが理解できず去っていきました。

現代あるもので、またそこからグレードアップしたものなら
人は理解を示します。

しかし、まったく新たな分野(技、理念)となると、
比較対照するものがありません。

和良久は他に比較するものが存在しません。
ですから人は迷い、また脚光を浴びる可能性も見出されないので
しかたないのかも知れません。

まず多少間違っても良いから皆が「出来ること」。

私たちの字を覚える過程を思い返すとそうです。

鉛筆を力いっぱい握り締めて「あいうえ・・・」と、
下手でも、ひらがなを一所懸命書いていました。

とにかく字らしいものを覚えていきました。
それは自分でも読めないような文字でした。

そして書き続けていくうちに、時を経てようやく文字らしいものになり、
やがてはその字を速く書いて、
多少崩しても人に人に読んでもらえるようになりました。

さあ、75剱の稽古をどんどん進めてまいります。

「本当に出来る」ようになるためには年月と経験が必要です。
ですから「とりあえず出来る」ようになることから入っていきます。

アオウエイ
ダドヅデヂ
ヤヨユエイ
カコクケキ

マモムメミ
ナノヌネニ
パポプペピ
タトツテチ

ワヲウエイ
ガゴグゲギ
バボブベビ
ラロルレリ

ザゾズゼジ
サソスセシ
ハホフヘヒ

以上の剱を習得しましょう。
技の詳細は今後この講座で紹介します。


・・・続く