特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座 誌上講座

誌上講座183


「老若男女の皆さんの稽古について」


和良久は他に比較の出来る運動種目がなく、
今まで見たことも、聞いたこともないような理念と動きが展開されます。

和良久の稽古は、最初は難解に思えますが、軌道に乗り始めますと、
あとは易々と進んでまいります。

それは基本となる「八力の型」をマスターして
いただくことによって可能となります。

この基本である八力の型によって
心身を太古の時代にタイムスリップさせ、根源なるものに触れて
その力をいただき、もって自己の魂を清めつつ、
他を清めていくためのものではないかと思います。

八力の型を行った後、今度は剱をもって八力を行います。

この剱の稽古によって「呼吸」の働く姿、
つまり水火の流れが明確になります。
水火とは一般に言う「気」の根源的なもので、
「気のより深い、具体的なもの」であると言われています。

次に「鎮魂」の稽古です。

正座瞑目し、手を組み精神を丹田に集中させます。
そして、「スウアオエイ」の音声を腹の底から明瞭に唱えます。
約8回ほど唱えたあと、しばらくそのままで静かにしています。
そしてゆっくりと眼を開け、手を膝に降ろして終了します。

八力の稽古によって培ったエネルギーを
体内の中心に留める稽古と思ってください。

・・・ここまでは老若男女分け隔て無く、まったく同じ稽古を行います。

さて、次はいよいよ「75剱」の稽古です。

75剱は、基本の型である「八力の型」の活用を表したもので、
より深く八力の意義を知ることが出来ます。

75剱もすべての方の稽古ですが、
二人組んで行うものですので、調子、拍子、間が必要となります。

つまりお互いが相手の動きに合わせて行うので、
少々技術的な問題が生じます。

ここで、やはりその年代に合った適切な指導がいります。

一般の男女は、「アオウエイ」「ダドヅデヂ」と一行づつ
技の稽古を進ませていけばよいでしょうが、
幼い子供たち、またご高齢の皆様には「ア」なら「ア」だけを
ひとつ、ひとつゆっくりと指導していく配慮も大事かと思います。

体の向き、足さばき、剱の角度、相手の剱を組むタイミングなど、
細かく分けて、根気よく指導していくことことです。

なんにせよ、和良久はスポーツ的なパワーもスタミナも不必要ですので
老若男女すべての方々に稽古していただけますが、
体が滑らかに動くようになるためには根気というものが必要となりましょう。

何でもそうですが、ひとつの芸を修めるには楽にはいかないようです。
ちゃんとした理念のもと、しっかりした目標を立て、指導者と、
先輩たちの適切な指導と、何より愛情こそ大切なのではと思っています。


続く・・・