特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座225


問答集 (22)


「天命、天職についてどう思われますか?」


私たちは天命があるから宇宙に存在させられ、
その人にしかなしえない天職があるから
この世に生かされているのではないかと思います。

時々「私には天命、天職がない、わからない」と
言われる方がいますが、

もし天命がなければ、この世に生まれさせられるはずも
ありませんし、その人はこの世に存在しません。

これから探すと言うのではなく、
すでにもっていることに気づくことです。

人の深層心理にある意志は、この世に神の計画を
遂行するためにプログラムされており、
そのために立ち働くことが天命なのです。

その天命を遂行するに際し、
その人に与えられた具現化した働きこそ天職なのです。

天とは高く、尊い存在である「神」を指し、
命とはその神から賜った使命と心得ます。

その使命遂行のために与えられた仕事こそ天職なのです。

自分に何が出来るのか・・・と迷う事無く、心を鎮めて、
その心の声を聞き素直に行動を起こすこと。

誰一人この世に用の無い存在はなく、
何らかのなすべき役割があって、
こうして同じ世界にいるのではないかと思います。

ただ人間に生まれ変わって間もない者もいるでしょう。
獣の皮をかぶった者もいるでしょう。

しかし突然そうなったのではなく、
すべては自分が選択して歩んできた道なのです。

心を静かにして思い返してください。
きっと思い当たることがあるはずです。

和良久において、天を指す「天剱」こそ、
天命の姿であり、地を指す「地剱」こそ天職です。


続く・・・