特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座234


「中級レベルへ〜平面から立体的に」 (1)


足の運びについては、稽古で様々なパターンを
時折皆様に見ていただいていますが、
ここに下記に整理してみましょう。

まず、既に行っている「受身〜入り身」。
これは「下がって受けて、出て打つ」といった
基本のパターンです。

次に「入り身〜受身〜入り身」。
「出て受けて、下がって勢いをつけ、
また出て打つ」ですが、下がって出るという
先の二拍子に比べ、一拍子多い分、勢いが付きます。

「入り身〜受身」という
「出て受けて、下がって打つ」といった、
所謂「引き打ち」という特殊な打ち方もあります。

また、「入り身〜入り身」、
つまり「出て受けて、出て打つ」という
押しまくりの激しいもの。

逆に「受身〜受身」といった引く一方の動き、
これは「下がって受けて、下がって打つ」と言った、
相手が猪突猛進型に対しての動き。

・・・以上、様々な足の運び、
つまり体の移動がありますが、
いずれにしても「前後」の足の運びという
単純で、直線的なものです。
これはまったく平面的なものと言えましょう。

さて、次にこれをふくらみのある、
立体的な動きに進歩させましょう。

立体的なふくらみ?
・・・そうです。螺旋運動です。

今度は剱だけに寄らず、
身体までも螺旋運動させるのです。

いよいよ和良久の技、
中級レベルへのステップです。


続く・・・