特定非営利活動法人 武道和良久

特定非営利活動法人 武道和良久

誌上講座 誌上講座

誌上講座299


「力の通過点」


力を得るポイントは4箇所あります。

この、4箇所のポイントを
必ず通過することによって
確実、かつバランスの良い力を
生み出すことが出来ます。

上側の位置である「天」
 
下側の位置である「地」
 
右側の位置である「水」
 
左側の位置である「火」 

・・・そして、以上を統括するのは

中田の位置である「結」〜ウです。

これを八劒の型で解説します。

なお、ヨコの劒は、「左右の流れ」の劒であり、
タテの劒は「上下の揺さぶり」です。

上に行く時は下に行き、下に行く時は上に、
右に行く時は左に行き、左に行く時は
右に行くというふうに、

一端相反する方向に行くことによって、
力を生み出すことも思い出してください。

これを反動圧、または反射力といいます。

劒は必ず、この反動圧の法則を使用いたします。

では、具体的な例を示します。

●「凝」を打つとしましょう・・・

下田の位置よりスタート

①「火」の力をもらい
②「水」の力をもらい
③「地」の力をもらって、そのまま水に流れ
④「火」の方向の「天」にっていく

●「解」

上田の位置より

①水
②火
③天の力をもらって、水方向に流れ
④地に降りて水に

●「分」

下田の位置より

①火
②水
③地に降りて、そのままもう一度
前方に流れて「地」の力をもらい
④天に上がっていく

●「合」

上田の位置より

①水
②火
③天に上がって、前方に移動し、
もう一度天の力をもらい
④地に下りていく

・・・・このような要領で、
「動静引弛」も同様に行います。

こう書けば難しいように思えますが、
要はしっかり螺旋すれば、
この「天地水火」の四つのポイントは確実に
得ることが出来るのです。


続く・・・