特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座379


「螺旋」(2)


アフリカの原始部族、ドゴン族は現在人の想像を
遥かに越えた天文学的知識を有するという。

木星の衛星や土星の輪、またプレアデス星団など
遠い惑星の形や運行などを熟知し、
また宇宙が螺旋運動をすることを知っており、
月の公転を円錐状の螺旋運動としてとらえているという。

また、宇宙には無限個の螺旋世界があり、
最も離れたそれは光の速度より早く遠ざかるため
眼には見えないと言う。これも現代の理論と一致する。

ごく微小な粒子にも、また極大な宇宙構造にも
螺旋運動が見出せると言う。

そして、この世界は「アマ神の声」から創造されたと言う。

「アマ神」とは日本で言う天之御中主大神であり、
その声こそ言霊の発生であり、
宇宙創造の音声「スウアオエイ」と符号する。

この原始部族たちは一体どこからこの知識を得たのか?

遠い昔、私達に備えられていた能力は神に等しく、
それは純粋無垢な魂ゆえに発揮できた力であった。

その内なる霊力が、外に向けてほとばしることを
ツルギと言う。

しかし、次第に人間の霊力が低下し、形あるものの力を
借りなければ表に現すことが不可能となった。

この時、鉄や銅で刀剣というものが出来た。

本来、悪魔を調伏させるツルギも、悪魔をのさばらせる刀に
変貌を遂げ現代に至る。ああ、悲しむべきかな。


ロケットに乗って宇宙に行ったことも無い太古の人たち、
また先に述べたアフリカの原住民たちも。

心静かにインナートリップをなす時、そこには宇宙が広がり
惑星の運行が見え、さらに宇宙創造のところまで
タイムスリップする。

昔の人は、魂の旅の仕方を知っていたように思う。
しかし、いま私達は、和良久を通して
魂の旅を試みることが出来る。

螺旋につぐ螺旋をもってワームホールを創作し、
その中に五体を投じる。


続く・・・