特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座380


「螺旋」(3)


自然界では、雲の中に静電気によりプラス極が出来
地面がマイナスに帯電して、電場が作られる。

人工的に作られた空間では電場を利用して
電気器具が作られる。

蛍光灯の中には両極に電極があり、
その中をマイナス電子が運動する。

電子が蛍光灯のガラス面に塗られた蛍光物質と
衝突して蛍光灯は発行する。

さて、人体は大自然の縮図である。
外に起こりうる現象はまた、同様に体内で起こる。

電気の発生も然り。
人体にも両極存在せり。

人は活動することによって体内で電気を発生させる。
それは人体の作りが螺旋構造ゆえ起こる。

足の先から手の先、頭の先まで、全ての関節は
一節ごとに互い違いに捻られている。
つまり螺旋をしている。

この螺旋の力により、全ての関節が見事なほどに
一致協力して発電し、充電する。

発生した電気は、下田で上下のエネルギーとなり、
中田で前後のエネルギーとなり、
上田で左右のエネルギーに変電され、蓄電され、
そして両手を通して外に向けて放電される。

この体内からの力のほとばりを
「ヌホコ(雫穂凝)」と言う。

その電気は螺旋運動により練られ光と化す。
光の色たるや紫色を帯びた金色の光なり。

この光こそ悪魔を調伏する「ツルギ」なのである。
そのツルギこそ神の武の顕現した姿である。

神の武は、邪を破り、正しきを顕す力なり。

私的な欲を捨て、公に尽くし、公の為に身命を投げ打って
立ち働く者に罪障は無い。

神武を発動せし者に、因果応報の理は当てはまらない。
また、天魔外道も神武発動する者の心を
うかがい知ることが出来ない。

古神道に、十字の法の神事あり。
この法は実在世界を築く法と言う。
つまり神界を築城するものであると言う。

これは「+」と「○」を描く八力の型そのものである。
全身全霊をもって火と水を組み合わせ神を象る。

「八力の型」は、中心軸を定め、縦軸と横軸を作り、
左右対称、上下対称、前後対称に
バランスよく螺旋する型である。

これは「全き球体」ということである。
この全き球体を「スウアオエイ」と言う。


続く・・・