特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座382


「螺旋」(5)


息を吸い、吐く・・・また手を挙げる、前に伸ばす。
その時、無意識に背骨が動いていることに気がつくであろう。

人は腕や脚を動かす時、まず腰が動き、
それは背骨に反応して動き、
その後に手足が動く仕組に造られている。

これは胴体と手足が筋肉によって
螺旋状に絡み合っているために起こる現象で
「胴体協調螺旋運動」と言う。

背骨は大小24個の椎骨が連なり、下から腰椎5個、
胸椎12個、頚椎7個の3つの部分に分かれる。

この骨の柱はゆるやかにS状に湾曲し、手足を動かしたり
呼吸をする日常的動作の中で「螺旋運動」と
「蛇のような動き」を常に繰り返している。

このように、運動動作は必ず腰を中心に
全身が連動している。

体内から最終的に外部に放出されるエネルギーは、
主に下肢や体幹部を中心に生み出されるが、
その伝達経路で途切れなく滑らかに効率よく
抹消に伝わることが重要である。

腰を主に、脚や胴体で発生した力を、
タイミングよく滑らかに最終的に抹消である手、
そして指に伝わることが重要である。

より強いパワーを発揮するには、
腰〜体幹を中心とした対角線上のバランスが大切である。

強い力を発揮している動作は、
必ず足から膝、股関節、体幹を斜めに横切って反対側の肩、
腕へと一本のラインが引ける。

人間は、時空連続体の中に生きる
三次元の線形生命体である。

このラインのバランスが狂ってくると、
エネルギーの伝達にロスが生じる。

一般的には、股関節、体幹、肩関節の柔軟性や
筋収縮のアンバランスなどが、対角ラインの
バランスを崩していると言われる。

運動動作は、屈曲伸展や内転、外転だけの
平面面上の運動ではなく、それらが複合された
三次元的な運動で、さらに捻れの要素が合わされた、
対角螺旋的な複合運動になっている。

この運動要素は、日常動作をはじめ、
ほとんど全ての運動動作に含まれている動作要素であるが、
非常に鍛錬しにくい部分とされる。

しかし、それをいとも容易に鍛錬できる方法が現われた。
それが「和良久」である。


続く・・・