特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座 誌上講座

誌上講座395


「大切な言葉の宝」


人にはそれぞれに、
かけがえの無い宝物があります。

その宝物があればこそ今日を大切に
生きていくことが出来るのでしょう。

いえ、決して物質的な金銀財宝ばかりが宝ではなくて、
心を寄せる人からの言葉や、瞼に残る美しい残像も
宝ではないかと思います。

また、愛しい子供たちの笑顔。
年老いた恩師の存在。

一枚の葉書。
古ぼけた一冊の本。

一本の糸くず。
一枚の紙切れ。

他人にとってはゴミ屑同様のものであっても、
自分にとってはかけがいのない宝があります。

物ではなくて、物に篭っている気持ちが尊いのであり、
それが宝なのでしょう。

皆さんは一体どんな宝をお持ちでしょう?

私には心にいつまでも残って朽ちることなく、
常に輝きを放つ「二つの言葉」が宝です。

その二つの言葉は、今の私の生命力であり、
希望であり、光です。

その宝〜言葉をいただいたときから、
私はどんなことがあっても耐えていける自信を得ました。

「和良久」という武道の名。
「手力男神」という神様の名。

大本四代教主様にたまわったこの二つの言霊の響きは
私の中にいつも響いて離れません。

内から物凄いエネルギーが湧き上がり、
弱りかけた私の気持ちを鼓舞し、歩めそうにない足に力を与え、
何があろうと前に進ませてくれます。

「心おごる事無く自分を磨き、ツルギを持って破邪顕正をなし、
教えの主の意を覚り、もって天の岩戸を開く神業に仕えよ」

私はその言葉の意味をそう理解しています。

そして、和良久の技を練りつつ
今を生きる喜びにひたっています。

自力・・・人間一人の力は小さいものです。
だからこそ他力である神様の力を強く求めます。

そう、思わせていただくことが出来たのも、
この二つの言葉の力のおかげです。

まさに言葉は光です。

皆様の宝を大切に。


続く・・・