特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座46

75剱〜言霊剱 (3)

基本になった理念の出所は主に聖師様(出口王仁三郎)、
三代教主様、出口日出麿先生、また本田親徳先生からです。

それは宇宙の歴史に遡り、生命の原点を訪ねる旅でもありました。

そしてその答えは「言霊」にありました。

「はじめに言葉あり、言葉は神とともにあった」
と聖書にも記されています。

しかし、これはかなり抽象的な表現にとどまっていますが、
我が国においては「言霊の幸はう国」といわれるだけあって、
その理念は具体的に残っています。


二千余年前、崇神天皇が「和光同塵」の神策を布いて
言霊の力を封印しました。

これは、当時日本はあまりに言霊の光が強いので
外国の者は近寄ることが出来なかった・・・とされ、
国交樹立のため、言霊の力を隠したのです。

言霊はたんに呪術的なもの、思想的なものではなく現実に
具体的な形として現れ、物体に影響を及ぼす力の元であったのです。

古代の日本人は、この事実を知っており、この言霊の力を
あらゆることに利用していました。

さて、文字通り、光を和らげて、自らを塵と同じくすることによって
他国との国交を盛んにすることはできました。

しかし、文化が栄え、何かと便利にはなったのですが
心の荒廃が一気に進みました。

言葉の乱れ、行動の無秩序さ・・・など、かっての大和民族が
もっていなかった悪習慣が蔓延する世となったのです。

光を和らげたゆえに到来した「闇の世」でした。

(いまこの闇の世に光を取り戻すべく再び「言霊の光」を
世に出そうとするのが私たち和良久の使命であります)

話はそれましたが、このように「言霊の神秘を紐解くことによって、
宇宙のすべてが明らかになる」と聖師様はおっしゃっています。

小次郎の剱、復興に際しては、四つの古文書が発見しました。

それは以下の四点が柱となりました。


■230年程前、山口志道師が発見した記号のようなもの。
 スーウに始まり75声に至る音声の発生と宇宙創造、天地剖判、
 修理固成、生成化育に至る宇宙の歴史を示しているといわれる
  「火凝霊(かごたま)」

■京都伏見稲荷のご神体として祭られていたもの。
 声音と同時に発生した水火(イキ〜呼吸)の活らきを示す
 といわれる 「水火の御伝」

■中村孝道師が伝えた天地人三才を映す鏡で、その75声
 の中にすべての原理が明らかに示されているといわれる
  「ますみの鏡」

■大石凝真素美師が琵琶湖で発見し、解読された音韻文字。
 龍神が守り伝えたといわれる 「水茎文字」


続く・・・