特定非営利活動法人 武道和良久

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誌上講座 誌上講座

誌上講座73

謎の神歌

「かごめかごめ かごのなかのとりは いついつでやる よあけのばんに
つるとかめがすべった うしろのしょうめんだあれ」

悪神どもの策略によって閉じ込められた、
天地の主宰神大国常立之大神の再度の出現を待たれる様子を、
いつ誰ともなく童たちが口をついで歌い次いできた神歌である。

大国常立之大神は、この体主霊従の暗がりの世に、
今一度光明を顕さんと欲され、
三千世界(現界、幽界、神界)の立てかえ立てなおしを断行すべく、
綾の聖地「鶴山」の霊的磁場と、神教宣布の中心霊場「亀山」の
体的磁場が統べられた場(統一融合)を選び、節分の夜、
「うしとらのこんじん」の名をもってこの世に再び出現なされたのである。

この鶴山、亀山の二大聖地は、世界の始めに国祖が定められた
神定の聖地であり、世の大本なる地である。

また、この二大聖地である鶴と亀の名を合せて(鶴亀)「ツルギ」と読む。

誌上講座の(2)に書いた大本開祖のご神諭を思い出してもらいたい。

明治26年旧7月12日

『うしとらのこんじん出口直の手を借りて 世界の事を知らせるぞよ。
明治の人民は昔の剱より今の菜刀と申して 
金さへ有りたら何も要らぬと申して、
欲ばかりに迷うて、人に憐れみということをチットも知らずに、
田地を求め、家倉を立派に建て我物と思うて居れども、
世が元へ還るから昔の日本魂(やまとだましい)でないと、
此の先は一寸も行けぬ世になりて、昔の剱が世に出るぞよ。
昔の剱が世に出ると申すのは、日本魂の誠の人民の光が現れて
世界の間に合う様になる事であるぞよ。
うしとらのこんじんが表面(おもて)に現れて世を構うようになると、
今迄の様に、我善しの世の持ち方は
いたさせんから思いの違う人民が多数(たっぴつ)に出来てくるぞよ』

ここでお示しのある剱(ツルギ)の意義を、しっかり腹に入れたいものだ。

剱の復活により、和合の精神をもった人が現れて世界を
丸く治めることが出来る可能性をお示しいただいている。

剱は世の元の武道。

大本において他に比類のない武道が発生するのも
神代からの因縁あることである。

ツルギは、霊体一致した完全な状態をその形に表している。

形状を見ても、上部剱尖へ続く真っ直ぐな天に伸びる鋭い鶴の形と、
下部への、地にどっしりと落ち着き安定した亀のごとく、
その両者が融合した様はまことにツルギの名に相応しい。

この剱を手にする者は、神代からの深い因縁と使命を帯びた者でる。


続く・・・・